発達障害
子どもの気持ちを興味・関心につなげる指導法
- 宿題にとりかかるのに時間がかかる
- 宿題をしていても、すぐに気が散ってしまう
- 学校でも家庭でも学習時の集中力が持たない
など勉強に対するリズムがつかめず、ストレスを抱えている子どもたちが大勢います。プロ家庭教師のジャンプでは、学習に入るまで、そして入ってからの自然な流れを作り、抵抗なく子どもたちに学んでもらう指導に取り組んでいます。私の生徒にも宿題のドリルを開いたとたん「疲れた。やりたくない。」となかなか宿題に手をつけることができない子がいました。ご家庭からは「宿題は?早くやらないと終わらないよ。また夜中まで泣きながらやるの?といったやり取りがこれから毎日続くのかと思うと、親子で滅入ってしまいそうで。」と困窮された様子で相談を受けました。
学校での様子を聞くと、教科を問わずやりたくないと思ったら教室から出ていってしまうことがあり、担任の先生に諭されて何とか着席しているとのことでした。この子のように座って授業を受けること、勉強することを負担に感じているケースがあります。しかし、ストレスに感じていることでもちょっとした楽しみを加えることで、学習に対する意識を変えてもらうことができます。今回のケースでは生徒がやりたいと言って始めたバスケットボールを指導の中に組み込ませてもらうことにしました。
最初に「今日は算数と国語のドリルが終わったら、バスケで習ったことを見せてね。」と指導の内容をあらじめ決めておくようにしました。頑張ればゴールがあり、その先には好きなことがあると思ってもらうことで、勉強からくるストレスを軽減し、苦痛な側面だけに意識が向かないようにしました。すると勉強だけにとらわれず、精神的にも楽になったのか「よーし、やるぞー!」と意気込んで取り掛かってくれるようになりました。まれに集中力が続かない時もありましたが「先生も一緒に考えるね。どっちが早くできるか競争しよう。サッと仕上げてバスケの時間にしよう。」などと言葉で気持ちを後押ししたり、一緒に問題を解いたりして、共に学ぶといった姿勢を間近で感じてもらいました。
家庭教師を始める前は「今日はしんどい。こんなにできない。」と言っていた生徒も、指導を重ねるごとに気持ちをコントロールすることが上手になり、指導になるとドリルとノートを開き「1問目は… 今日の漢字は…」とスムーズに取り掛かれるようになりました。生徒と同じ目線で接することで信頼関係が生まれ「先生が一緒にやってくれるから自分もやらないと!」と気持ちを切りかえるトレーニングを積むことができました。
課題ができたら「さあ、これからバスケタイム!」と約5分ほど約束していたバスケットボールの時間を取るようにしました。勉強ができた達成感もあり「先生、見て!ボール回しができるようになったよ。」と活き活きと練習の成果を見せてくれました。「バスケも勉強も毎日練習することが大事。5分でも良いから続けてね。」と話すと「はい!」と真剣な表情で答えてくれました。その後の勉強もスッキリとした気持ちでのぞむことができ、しばらくすると「先生、ここがわからない。これ何て読むの ?」と質問をしてくれるようにもなりました。わからないところが気になる、知りたいという意欲は、興味を持って学ぶ自立した学習への1歩となります。わかるところは自分でやりたいという自信とわからないところは先生に聞けるという安心により、苦痛に思っていた勉強から興味や関心が広がる勉強へと変わっていきました。
宿題にも、漢字や計算問題の他にバスケットボールの練習メニューを加えました。すると「バスケの練習もあるからと先生からの宿題を意識するようになって、家族が声をかける前に自分から取り掛かれれようになりました。」とご家庭から頼もしいお話を伺うことができました。
子どもたちのやりたいこととやらなければならないこととを上手に組み合わせることで相乗作用を生み出し、子どもたちのやる気や可能性を引き出す効果につながります。子どもたちが主体となって学習できる環境作りをサポートする基礎として、生徒の意思を効果的に尊重できるような生徒とのコミュニケーションの機会を大切にしていきたいと思います。
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