発達障害
小学生の幼児退行は成長の証
お子さんたちにとって楽しいはずのゴールデンウィークや夏休みが、
- イライラすることが増えて落ち着きがなくなる
- やる気が出ない
- 今までできていたことが急にできなくなる
など、精神面に変化が見られ、そのことに戸惑っているお母さんたちも多いのではないでしょうか。学校があるときは、子どもたちも目一杯気を張って生活しています。その分、長期間の休暇を迎えると、お子さんに様々な変化が表れるケースが多々あります。生活面では、
- 抱っこやお母さんから離れようとしないなど、いつも以上にスキンシップを求めてくる
- 嫌だ、やらないといった反抗的な態度で注意を引こうとする
- 兄弟がいるお子さんたちではけんかをする回数が増えたり、けんかの仕方が激しくなったりとぶつかる機会が多くなる
など、時間に余裕ができることから生まれる環境の変化に、お子さん自身がストレスを感じることがよくあります。
また学習面でも、
- これまでできていた計算問題ができなくなる
- カタカナや漢字が書けなくなる
- 頑張りたい気持ちはあるのに気持ちの切り替えが難しくなる
など生活リズムの変化に伴う影響を及ぼすケースもあります。やりたいけどできないジレンマで、心身の疲れを残したまま夏休みを過ごすお子さんたちがいます。小学生のお子さんもまだまだお母さんに甘えたいという思いを持っています。そして学年が上がるにつれてその甘え方も変化します。高学年のお子さんの中には、
- 話しかけても返事をしない
- ものにあたる
など反抗的な態度でお母さんたちを困らせるお子さんたちもいます。お子さんの言動に困惑し、どうしたら良いのかわからず疲れきっているお母さんたちも多いのではないでしょうか。しかしこのような言動はお母さんにだから見せられるお子さんからの成長のサインなのです。お子さんから発信される甘えのサインは、お子さん自身が自立していく過程での大事な要素です。お子さんたちの心の成長に必要なデリケートな場面で、1番認めてもらいたいお母さんから突き放されたと感じたお子さんは、その後も健やかに成長できるのでしょうか?
お母さん、「もう小学生なんだから!」と言うよりも、「頑張ってるね!」「すごいね!」とお子さんの心の成長を受け止めてあげませんか。お子さんが甘えてくるのは赤ちゃんへの逆戻りではなく、健やかな成長の表れですよ。
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