プロ家庭教師コラム

発達障害
算数の文章題もへっちゃら!ポイントはイメージとキーワード

発達障害:算数の文章題もへっちゃら!ポイントはイメージとキーワード

「算数の文章題は難しい」「いつも不安だ」と感じているお子さんたちや「計算はできるけど、文章題が苦手で算数ができない」とお子さんの算数の力を心配されているお母さんたちも多いのではないでしょうか?

ここで安心していただきたいのは、計算ができるお子さんは算数はできているということです。文章題への苦手意識から算数の力を本領発揮ができないお子さんたちの多くは、その文章の内容を理解しないまま、文章に振り回されているといったことがよくあります。特に発達障害をお持ちのお子さんの多くは、文章につまった情報が多すぎて、頭の中が混乱してしまうようです。

例えば、買い物をしておつりはいくらでしょうという問題も、500円を出して250円のケーキを買いましたと問われたら、

発達障害:500-250=250おつりは250円だ

と答えられます。しかし、250円のケーキを500円を出して買いました。おつりはいくらでしょう同じ内容でもと問われ方が変わると、先に出てきた数字を意識し過ぎるあまり、

発達障害:250-500?

と式で表せなくなります。

算数の文章題を解くときのポイントは2つ!

算数の文章題を解くときの大切なポイント、それはイメージとキーワードです。まずは、自分が買い物をしている場面をイメージします。500円を大事に握りしめてケーキを買いに行くところからスタートします。次に、おいしそうな250円のケーキを買うためにお金を払う場面をイメージします。店員さんに500円を渡すところまでたどりつくと、おつりを求めるときは自分が出したお金からケーキ代を引けば良いんだということに気が付きます。1度しっかりとしたイメージをつけておくと、あとは文章題の中に出てくるキーワードを探すだけです。

ここでは「○○を出して」と「おつり」というキーワードに注目します。

  • 「おつり」は引き算
  • 「○○を出して」は自分が出すお金だから先頭に書く

というようにキーワードを拾っていくことで、文章題へのハードルも下がっていきます。あとは同じ形式の問題に数多くチャレンジしていきます。沢山解くほど「この問題はできる!」「大丈夫!」と普段の学習にも自信がつき、安心してテストにものぞむことができるようになります。「計算は大丈夫!でも文章題は不安…」というお子さんのお母さん、お子さんの想像力を育みながら算数の文章題を得意に変えてあげてみませんか。

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