プロ家庭教師コラム

発達障害
話して伝えることから始める読書感想文

発達障害:話して伝えることから始める読書感想文

夏休みの宿題といえば読書感想文。文章を書くことに苦手意識を持っていて、ついつい後回しになってしまうお子さんたちも多いのでは?しかしどのお子さんたちも自分で選んだ本の好きなところやその理由を心で感じ取りながら本を読むことを楽しんでいます。お子さんたちの多くは、心の中に抱いた気持ちや感想を言葉で伝えることがとても上手です。早く思いを伝えたい一心から、この本を読んでみてどうだった?と聞くと、

  • 面白かった
  • 楽しかった
  • かわいそうだった

と第一声が一言で返ってくるお子さんかほとんど。

しかし、

  • どこが面白かった?
  • どうして面白いと思ったの?

とより詳しく質問すると、

  • このページが面白かった!
  • ○○と○○が○○したところが楽しそうで良いなと思った!

といった具体的な感想が返ってきます。

発達障害:具体的な感想が返ってくる

読書感想文は自分の気持ちを文章に書いて表現する課題です。多くのお子さんたちは、「最初からちゃんとした文章を書かないと!」と思い込んでいます。しかしいきなり書こうとしても思うように筆が進まず、最後にはやる気がなくなってしまいます。心で感じたことや学んだことを伝えないまま終わってしまってはもったいないですよね。

本を読み終えたら、まずは感想を言葉にして人に伝えてみましょう。「本当はこう言いたいのに、何て言ったらいいのかわからない…」と言葉にできず困っているお子さんには、

  • ○○な気持ちかな?
  • ○○だと思ったのかな?

と助け船をだしてあげると、「そうそう!それでね…」と良い反応が返ってきます。言葉のサポートはお子さんたちの語彙を増やし、表現力を豊かなものにします。それ以上に、お子さんたちが自分の思いを誰かに伝えることができた、理解してもらうことができたという体験をさせてあげることは、お子さんたちの情緒を育て文章を書くことへの抵抗を取り除いてあげる助けとなります。

学年が上がるにつれて文章を書く機会が増え、その分量も増えていきます。その度に、

  • 書くことが無い
  • 何を書けば良いのかわからない

と頭を抱えているお子さんたちも多いはず。文章に書く前に、まずは読んだ本の感想を誰かに話してみましょう。1人では気付けなかった気持ちや色んな表現が見つかるかもしれませんよ。

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