発達障害
さくらんぼ計算が わからない
たし算の繰り上げ計算に必要な「さくらんぼ計算」。一見 簡単そうに見えて、ここでつまずいてしまう生徒さんも多くいらっしゃいます。
10のかたまりを作るために3の下に、さくらんぼを作るわけですが…
- その前に さくらんぼが作れない
- さくらんぼが作れても10のかたまりがわからない
- わからないから前に戻って基礎から
と先に進まないことがあります。
解けることに意味があり、その過程のさくらんぼの作り方で、わからなくなると生徒さんのやる気がなくなりモチベーションが下がってしまうことも少なくありません。そこで、まず…
- 1から20までの数の順番を正しく言えるようにします。
- 次に繰り上げの計算に入ったら、どちらの数字が小さいかをわかるようにします。
小さい方の数字が「3」とわかるようになれば、その数だけ丸を上に書きます。
最後に、大きい数字の「8」から数の続き(順列)を、丸の数だけゆっくり数えていきます。
(8の続きから)9、10、11。答えは11ですね。
(9の続きから)10、11、12、13。答えは13ですね。
さくらんぼ計算よりも単純な やり方で、これで10のかたまりを意識せずに、どんどん解けるようになります。発達障害をお持ちの生徒さんも、このやり方だと解けるケースが多いです。子供は、解けるようになるとやりたくなるので、楽しくなって頑張ってくれた生徒さんも多く見てきました。慣れてくると◯を書かなくても、頭の中で数えてくれるようになります。さくらんぼ計算に つまずいてしまった場合には、ぜひ活用をして見てください。
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