プロ家庭教師コラム

発達障害
漢字の読み書きについて

漢字の読み書きについて

ジャンプの生徒さんのなかには、漢字の学習が苦手な子供がたくさんいます。特によく耳にするのが、「小学3・4年生あたりから漢字が苦手になってきた」という言葉です。

その原因は…

1・2年生で学習する漢字よりも、画数など難易度が上がり大変になった。
科や社会なども増えてやることが多すぎて、後回しになってしまう。
トメ、はねなどのチェックが厳しすぎて自信をなくし、嫌いになってしまう。
言葉の知識の絶対量が少なく、ひらがなで書かれてある言葉が漢字でイメージできない。(語彙力不足)
視覚認知(知覚推理)が弱いため、低学年ではなんとか乗り切ってきたが、字が複雑になるにつれ困難になってきた。
ADD(注意欠陥障害)傾向が強く、集中して取り組めない。

他にもいろいろあると思いますが、要するに「漢字が苦手」といってもその苦手になった背景はみな異なるということです。そのような1人ひとり異なる苦手の背景を無視して、ただひたすら漢字を書かせることで覚えさせようとするとほぼ確実に子供は漢字嫌いになってしまいます。ではどのようなアプローチが良いのでしょうか。

目標を明確にしてから学習する

小学3・4年生の子供に、苦手になった原因を無視してただやみくもに漢字を書かせることはあまり効果的とはいえません。なかには、同じ漢字を10回書かせる指示を出すとまず部首だけを10回書き、そのあとで残りを書くような子供もいたりします。(ちなみにこの書き方も場合によっては漢字の部品分解暗記法として効果的な場合もあります)

まず前提として、何を目的にしているのか、が大切です。教科書の音読をスムーズに出来るようにしたいのか、カラーテストの点数を上げたいのか、漢検を受けたいのか、中学受験対策をしたいのか、あるいは将来自立した時に生きていくのに困らないだけの教養をつけさせたいのか、などなど。

目標に合わせて指導方法を選ぶ

目的が決まれば、次は漢字を読めるようにしたいのか、言葉の語彙を増やしたいのか、正しく使えるようにしたいのか、書けるようにしたいのか、など目標とすべきことを決めていけるわけです。そのように、アプローチの方法は1人ひとりの状況によって異なりますよ、というお話でした。

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