発達障害
読み書きの誤り分析

近頃はメールのやり取りが増え、なかなか紙に文字を書く機会が減ってきました。そうは言っても学校に通ううちは、音読やノートにテスト等、未だに「文字を読み・書く」ということが中心に据えられているのが現状です。

そんな中、読み書きが苦手だったり、そもそも読み書きが嫌いだという生徒さん（ディスレクシア等）も少なからずいます。勿論それは年齢を重ね、学年が上がるにつれて少しずつできるようになっていく面はあるのですが、なるべく早い時期にトレーニングをして、苦手意識を取り除いていくことも求められるかと思います。

そもそも、「読み書きの誤り」がどうして起きるのかというと、個人によって細かい要因はありますが、一般的には「音韻認識」の段階で誤りがあるということが考えられます。日本語の音韻には「特殊音節」というものがあり、「拗音・促音・長音」が代表的なものです。例えば「きゃ」などの拗音は、音としては１つでありながら、文字では２つで表現するので、音から文字へ変換する段階でどうしてもズレが生じてきます。それで音と文字の結びつきが構築しきれず、ついつい小さい「ゃ」を書き忘れてしまうことが起きるのです。

読み書きの誤りがあると、学校では先生や友達に逐一訂正されていきます。勿論はじめはそれで良いのですが、何度も直しを繰り返すうちに、読み書き自体を億劫に思い避けるようになってしまっては、なかなか上達は望めないものです。そういった悪循環に陥らない為にも我々プロ家庭教師のジャンプでは、生徒ごとに読み書きの誤り分析と、個人に合わせたトレーニングを指導していくことが求められています。