受験対策
小論文による受験

プロ家庭教師のジャンプでは、小論文を利用して大学や専門学校を受験する生徒さんの指導も行っています。小論文による試験は、教科試験とは異なる基準で学力を測るものとして、推薦入試やAO入試に課されます。読解力や思考力、論述力などが試され、個々のテーマに合わせた細かい対策が必要となります。課題文を正しく読解し、その内容を的確に説明できるか、指示されたテーマについて自分で見解を考え、それを論理的に文章で表現することができるかなど、総合的な国語力が問われるのです。

ところで入試小論文には大きなキーワードがあるのをご存知でしょうか。それは「３Ｋ」あるいは「５Ｋ」と呼ばれるもので、これらが小論文において頻出テーマとなります。「３Ｋ」とは、「国際化」「高齢化」「環境問題」のことです。そして、それに「科学技術」「教育」を加えたのが、「５Ｋ」です。これに加えて、近年では、「情報」が加わっています。これらのテーマに共通しているのは、現在の私たちを取り巻く社会の諸問題であるということです。

プロ家庭教師のジャンプでは、受験生の志望校に合わせた頻出テーマごとに、三つの対策を行っています。まず第一に、小論文の形式を教えています。わかりやすく読みやすい文章を書くポイントや、記号や数字の使い方、書き方の指導をしています。第二に、常日頃から社会のさまざまな出来事について興味と関心を持ってもらうため、関連するニュースや本の内容をまとめさせています。そして、それぞれのテーマについて、どんなことが問題になっていて、それに対してどのような考え方が提示されているかを自分なりに整理させて、それをもとに意見を書く練習をさせています。そして第三に、一定の制限時間にまとまった文章を書きあげることに慣れるために、 時間をはかって実際に解答を書かせています。

以前、大学で国際関係学を学びたいという生徒さんを担当した際には、過去の出題傾向から「国際化」をテーマにして対策を行いました。具体的には、必要な予備知識として、近現代史の復習や、国際関係において、現在問題になっていることを調べて整理させました。そして、それらの問題に対して自分の意見を書く練習を何度もしました。テーマを絞ってその書き方のルールから実践的な文章作成の訓練、テーマに関連する情報を固めることにより、見事短期間で志望校合格を勝ち取ることができました。小論文受験を考えられている方は、このように形式と内容の両面できちんとした答案を作る対策を行い、試験に臨んでほしいと思います。