プロ家庭教師コラム

不登校
落ち着いて話を聞くための方法

不登校生に限らず、トラブルを抱えて悩んでいる生徒さんと話す際に、落ち着いて話を聞くための方法についてお話しします。私が普段行っているのは、以下の3つです。

・喜怒哀楽を合わせること
・事実の確認を細かくすること
・どうでも良い話を織り込むこと

喜怒哀楽は要するに、生徒さんが悲しい表情で思い出を語っている時に無駄ににこにこ話を聞かない、というレベルのことです。生徒さんへの同調は必須です。本人と共に怒り、共に泣き、共に笑うことで、何でも話してくれる信頼関係が築けるからです。

事実の確認は、冷静にさせる為の秘策です。例えば生徒さんが親御さんと喧嘩してしまい相談を受けた場合、喧嘩の理由は聞かねばなりません。その際、感情的にさせない為に、一見どうでもいい事実の確認も共に行います。「10段階で怒りレベルはいくつ?」「最近の睡眠時間はどのくらい?」「いつも朝食食べる?」「今の脳内を円グラフで表してみて」などです。怒りレベルや円グラフなど、何らかの作業を入れると、冷静に事実を受け止め始める傾向にあるようです。

朝食の有無や睡眠時間は問題解決に直結する苛々の改善の為の情報ですが、それを訊くのに、さほど意味のない質問も仕込みます。緊張と緩和を演出する為です。深刻な話ばかりさせると本人の負担が大きくなるのに対し、雑談をクッション材に使うことで苦痛を与えずに本音を引き出せる空気が作れます。

このように、普段から様々な喜怒哀楽を共にし、何でも言い合える信頼関係を築くことが出来るかが鍵です。未来を変えるのは多くの場合、焦りからくる叱責ではなく、バカ話と笑顔と笑い声です。

FROM PROFESSIONAL TUTOR.
不登校サポート

プロ家庭教師のジャンプは理想的な家庭指導を目指し、生徒1人1人に合わせた指導カリキュラムや、矛盾のないシステムが高い評価をいただき各ご家庭から92%という高い満足度をいただいています。本ページに掲載されている「アンケートの回答」は、ジャンプに入会したご家庭から実際にご回答いただいたアンケートの一部です。ストレスを抱えることなく学習習慣を身につけるために。生徒さんの学力を伸ばす、ジャンプのプロ家庭教師をぜひご活用ください。