資格取得
入学試験における英語資格の重要性の高まり

中高生にとって身近な資格と言えば英検です。英検には年間延べ230万人以上の方が受験しています。文部科学省認定の高い認知度と社会的評価の高い英語検定資格です。3級以上は2次試験が面接のテストがされ、1次試験と含めて総合的な英語力が試されます。

英検は一定以上の級を合格すると入試で加点されることがあるなど、入試で優遇される制度が充実しています。例えば公立大学である国際教養大学では英検準１級を取得しているとセンター試験の英語の科目を満点と換算して合否を行います。

ところで、今年の文部科学省の有識者会議で、大学入試の英語試験の内容に偏りがあるため、この是正を求める提言がされました。

英語の「読む・書く・聞く・話す」の４技能のうち、2013年度の大学入試試験で出題されているのは読解・和訳・文法・語彙だけで8割、リスニングは2％以下であり、読む技能の試験に偏っていると指摘されています。そこで４技能の総合的なコミュニケーション能力が適切に評価されるよう促すよう求めたとのことです。

また有識者会議ではTOEFLといった留学生向けの英語試験が4技能をはかることができるため、こういった外部の資格検定試験を入試に取り入れることを提言しています。

今後は上記の国際教養大学のように、英検やTOEFLなどの英語技能を総合的に測る外部資格試験が入学試験において重要視されていくことが広まっていくのではないでしょうか。

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